・ランサー・セレステ
1975年登場。本来は独立車種としてデビューする予定だったが、オイルショックと重なってしまい運輸省が新型車の型式認定を渋ったため、ランサーのコンポーネンツを使っているからランサーの兄弟車である、と言いくるめて型式取得した。
ランサーセレステ1600GL ご覧の通り暑中見舞い用に描いたもの。 隣に座っているのはほたるちゃん。何でかっていうとこのモデルのエンジンの愛称が「サターンエンジン」だからってそんだけ。 |
・ギャランGTO
フォード・ムスタングによって流行がもたらされたヒップアップ・クーペの日本でのはしり。1970年登場。
2分割のフロントグリル、トランク後端のダックテールが特徴。
ギャランGTO‐MU(A53C)
リアガーニッシュに“MR”のエンブレムがないので、DOHCのMRでなくMUであることが判るが、なんで最上級グレードでないMUを選んだのかは、全く記憶にない…何しろ描いたの相当前なモンで…
後ろにチラッと見えるのは、同年代のコルトギャラン。
・ギャランΛ
1976年デビュー。4ドアセダンのΣに対してΛはクーペボディ。シトロエンのような1本スポークのステアリングが話題になった。
’80年にはモデルチェンジされるが、前後のデザインは変わっているもののあまりにキープコンセプトすぎて、印象は殆ど変わらない。
ギャランΛ(初代/二代目) 解説はイラストの方に書いてあるので省略。 |
・デボネア
1964年デビュー。言わずと知れた「走るシーラカンス」。勿論最初からそういう存在だった訳ではなく、デビュー当時は三菱期待のショウファーカーであった。
2リッター6気筒OHVでスタートしたが’70年にSOHCになると同時に「エグゼクティブ」のサブネームが付き、’76年には排気量を2600に上げ(その代わりエンジン自体は4気筒に格下げ)「エグゼクティブSE」となった。そしてその後は小さな変更のみで10年間生産され続け、デビューから22年、’86年になってようやくフルモデルチェンジ、FFの「デボネアV」に生まれ変わる。
当時のリンカーンの縮小コピーのようなデボネアV、『あの』デボネアのモデルチェンジという事に加え、何を思ったかAMGデザインのエアロを纏った「デボネアV・ロイヤルAMG」をラインアップしていたりでそれなりに話題になった。・・・が、それも一時のこと。
’92年にモデルチェンジ、再び「デボネア」に戻る。今は・・・後継車まだ作ってましたっけ?
デボネア(A30) 興味のない人には初期型も最終型もあまり変わらないように見えるだろうが、エンジンの他にもテールランプやフロントマーカー、細かい所ではミラーの位置など、生涯通じて結構細かな変更がされている。 イラストにしたのはデビュー直後の極初期型。フェンダーマウントのフロントマーカー、リヤフェンダーのティアドロップ形ウインカー等は後の年式にも見られるが、グリル中央(トランクにも)のスリーダイヤ、そしてカラードホイールキャップが極初期型の証し。 「デボネア=黒」の印象が強いが、国産車で初めてパール塗装を使ったのがショーモデルのデボネアだった・・・というハナシをどこかで聞いたような聞かなかったような気がしたので、それに倣ってみた(ファイン・モデル製の1/43デボネアにもパールホワイトの塗色が用意されていたので、多分間違っていないと思う。因みにそのホワイト版を購入したが、素晴らしい出来であった。高いけど)。 |
・ジュピター・ジュニア
1960年代の2トン積みボンネットトラック。「ジュニア」とあるのはより大型のただの「ジュピター」もあるから。
ツリ目が印象的だが、これは’61年式ニューヨーカーなどのクライスラー製フルサイズセダンのデザインのコピー。高級サルーンの顔をトラックにつけてしまうあたりが時代を感じさせる。ちなみにただのジュピターの方は鬼瓦のような顔。
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